美味しく飲むために学んでみよう!白ワインの選び方と飲み方に関する基礎知識を詳しく解説

このサイトでは白ワインを美味しく飲むための知識や知っておくと役立つ情報を紹介します。
ワインの風味は原料である葡萄の風味で決まるので、収穫時期の天候や温度が大きく影響します。
産地の土壌によっても味や香りが違ってくるので、これらのことを知った上で選べば好みのものに出会えます。
また含有物である酒石酸や乳酸などの有機酸が腸内を酸性にして悪玉菌を退治してくれることが分かっているので、ワインを飲むことは健康支援にもなります。
健康に役立つワインを楽しみながら美味しく飲む、このサイトを参考にすればきっと好みのワインを探せます。
美味しく飲むために学んでみよう!白ワインの選び方と飲み方に関する基礎知識を詳しく解説
赤ワインにはポリフェノールがたくさん含まれているので健康に良いという話を聞きますが、じつは白ワインにもポリフェノールが含まれています。
量では赤には及びませんが、粒子が細かいため吸収されやすく早く抗酸化作用が表われます。
また赤ワインに含まれるものより質が良いため作用が強いともいわれています。
この他にも白ワインに含まれる有機酸はその殺菌作用から食中毒に効果があるだけでなく、酸性に弱い腸内の悪玉菌を退治して腸内バランスを整えることも分かっています。
これらの知識を知っておけば健康のためにもワインが役立つことが分かります。
白ワインと赤ワインの違いは製造過程にある
ワインには大きく分けると赤ワインと白ワインがあります。
同じブドウから作られるのに色や味が全く似ていないのは、それぞれの製造過程に違いがあるからです。
使用されるブドウは食用とは違うワイン専用の品種を使います。
野生に近いので、甘みも少なく酸味の強いのが特徴ですが、これを発酵させることで糖やアルコールに変化して美味しいワインへと生まれ変わるのです。
それぞれのワインに使われるブドウから違いがあり、皮の色が赤や黒みがかっている品種を使用するのが赤ワインで、白みがかったうっすらとしたグリーンの品種が白ワインとなります。
製造過程の中で大きな違いは、使われる材料の部分と発酵温度です。
赤ワインの場合は、皮も含めた丸ごと潰して25度から30度の間で発酵します。
そのため、渋みが強く出てきます。
対して白ワインの場合は中身の果肉だけを使って絞り、温度も15度から20度と低めで発酵させます。
それによりスッキリとした味わいが特徴です。
白ワインの原料は主に白ブドウで産地によって風味がかなり異なる
白ワインの原料は主に白ブドウですが、一口に白ブドウといっても品種や産地によって風味が異なります。
これは土壌や気候の影響を受けるためで、それぞれの違いはそのままワインの個性となって表われます。
白ワインの主な原料となるのは白ブドウで特長は果皮が黄緑色をしていることです。
一般的に知られているのがシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの3つですが、同じ白ブドウを用いても異なる味わいの白ワインができます。
例えば代表的な品種の1つソーヴィニヨン・ブランですがワイン王国として知られているフランスだけでなくチリやオーストラリア、ニュージーランドなど世界中で栽培されています。
辛口ワインの代表種として知られていますが、産地によって白ワインの味わいがかなり異なってきます。
涼しい地域で作られたものはしっかりとした味わいとすっきりとした酸味に仕上がりますが、温暖な風土で育てられたものを用いると繊細な味わいに仕上がります。
白ワインの味は発酵の度合いで甘口または辛口になる
白ワインの味の決め手を知っていますか。
実は発酵の進め方で大きく変化しています。
ワインの作り方はブドウを選別し、茎を取り除いてブドウの皮を破り、自然に出てきた荷重を取り除いてブドウをプレスし、果汁を絞り出します。
絞り出したらしばらく放置して浮遊物や種などを沈ませて取り除く作業をしてから、発酵します。
果汁だけを発酵させるため、種や皮などに含まれているタンニンを含まず、渋みが少ないワインが出来上がることが多いです。
果汁に酵母を加えて果汁の中にある糖分を分解し、アルコールに変化させていきます。
糖分がなくなると自然に終了しますが、糖分が残った状態でやめると甘口・すべて糖分をアルコールに変化させると辛口の完成です。
発酵後にまだ残っていた果実のかけらなどを取り除く作業を行い、完成させます。
酸味が強い物の場合は特殊な発酵をさせたり、他の白ワインとブレンドさせることもあるため、作った後で同じように出荷されるわけではありません。
白ワインはタンニンが少なく渋みはないが爽やかな酸味が感じられる場合が多い
白ワインの味の特徴とされているのは酸味で、渋みは赤ワイン特有のイメージを持つ人が大勢います。
確かに白ワインには一部を除き含有されていることが少ないため、さわやかな酸味や甘みを感じることが多いです。
渋みに関係している成分となるのはタンニンで、ブドウの皮や種に含まれている成分として知られています。
ポリフェノールの一種でワインを作る途中でほかの成分と結びついて風味や色だけでなく、渋みや深みに大きく影響するのが特徴です。
白の場合赤と作り方が多少異なるため、渋みなどが生まれにくいといいます。
赤ワインの場合には皮・種と一緒に果実をアルコール発酵させますが、白の場合はある程度香りや風味付けで皮や種を入れておきますが、アルコール発酵させる前に取り除くのがポイントです。
そのため、白はあまり渋くないと感じる人が多いといいます。
ただし、日本国内で作られている甲州という品種を使った白の場合、わずかながら渋みのある味わいに仕上がることで有名です。